罪の支払う報酬は死である。しかし神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスにおける永遠のいのちである。 ローマ６：２３
ノルウェーの詩人が書いた詩があります。
食物はお金で買えるが、食欲は買えない。
薬はお金で買えるが、健康は買えない。
ベッドはお金で買えるが、睡眠は買えない。
化粧品はお金で買えるが、美しさは買えない
別荘はお金で買えるが、心地よさは買えない
快楽はお金で買えるが、喜びは買えない。
友達はお金で得られても、友情は得られない
使用人はお金で得られても、忠実さは得られない
静かな日々はお金で得られても､平安は得られない
この詩は、私たちがお金があれば簡単に得られるものと、本当に必要とし、求めているものを明確にしてくれていると思います。
私たちは自分が本当に何を必要とし、求めているのかわからないような者です。それは何故かというなら、私たちの心の中に罪があるからです。罪は、私たちが本当に大切なものが何であるのか見えなくさせる力を持っています。罪があるからこそ、私たちは神を忘れ、人から受けた愛を忘れ、自分自身が本当に必要としているもの、自分が幸せを感じるために必要なものをわからなくさせるのです。この罪の力を自分で解決することはできません。だからこそ、イエスキリストが必要なのです。キリストは十字架の上で私たちの罪の身代わりに死なれ、私たちの内に働く罪の力に勝利して下さいました。このキリストの力が私たちの内に豊かに働いて下さる時、罪からの解放が与えられるのです。
その鍵は、いつもイエスキリストを人生の主として、私たちの救い主として心の王座に座っていただくことにあります。イエスキリストに私たちが満たされる時、お金では決して買うことのできない、豊かな人生に必要なものが与えられるのです。
英国のビクトリア女王は、ある日曜日の礼拝の中で、天国についてのメッセージを聞き、語られた司祭に尋ねました。「私のためにもイエス様は天国に場所を用意なさっておられるのでしょうか」司祭は答えました「それは女王様の心がけ次第で、死ななければわかりません」。そのやり取りを聞いたジョンタウンゼント牧師は女王に手紙を書きました「女王陛下、ヨハネ3:16、ローマ10:9.10をお読み下さい。」２週間後、彼の元に女王から手紙が届きました。その中には「あなたが教えてくれた聖書個所を祈りの中で注意深く読みました。その結果、私も天国に自分の場所を持つことができるようになりました。」イエスキリストを信じる信仰によって、女王も救いの恵みをいただいたのです。
本当に大切なものは、目に見えないものです。だからこそ、見えるものではなく見えないものに目を注いでいきたいものです。