主はアブラムに言われた、「目をあげてあなたのいる所から北、南、東、西を見わたしなさい。すべてあなたが見わたす地は、永久にあなたとあなたの子孫に与えます。わたしはあなたの子孫を地のちりのように多くします。もし人が地のちりを数えることができるなら、あなたの子孫も数えられることができましょう。 あなたは立って、その地をたてよこに行き巡りなさい。わたしはそれをあなたに与えます」。 創世記１３：１４〜１７
いよいよ新しい年を迎えました。皆様もこの１年、大きな期待や目標を持って歩み始められたことと思います。この１年が更に豊かになるために必要なものとは何でしょうか。
アブラハムは、甥のロトと共にカナンに住んでいましたが、二人の使用人の間で争いが起こり、別々の所に住むことになります。その時、アブラハムはこれから住む場所を、甥のロトに決めさせました。ロトは、見た目にも潤った場所を選びます。人間的に良いと思われる場所を選んだロトが選んだ場所は、ソドムという町でした。この町は罪におぼれやがて神に滅ぼされてしまいます。残った場所に住むことになったアブラハムでしたが、見た目にはソドムのように潤っている豊かさはありませんでしたが、与えられた所が神に導かれた最善の場所であり、どのような所であっても神が共におられることが何よりの祝福であるという信仰をアブラハムは持っていたのです。そのアブラハムに対し亭の神からのメッセージが冒頭の言葉です。どのような場所でも、どのような状況でも、神が共におられることこそが、私たちが祝福される第一の条件なのです。
三浦綾子さんの詩を紹介します。
神よ、
人生は一人
林を歩み行くようなものかもしれません
自分の前には、何の道もなく
また 自分の後を
従いてくる者もありません
そんな辛いものかも知れません。
でも、どんな辛い道でも
主が手を引いて下さるなら
私たちは 安んじて
生きて行けるのではないでしょうか
何十年かの人生の中で
人は幾度 大きな重荷を肩に負い
おろし また負って来たことでしょうか
でも 主が共に在すならば
ああ 本当に共に在すならば
それは 何と幸いな。
人生であることでしょう。
様々な事があるのが人生です。この１年も良いことや困難なこと、様々な事があるでしょう。しかし、主が共にいて下さるという信仰を持って歩むことが何よりの祝福です。信仰に励ませていただきましょう。