与野キリスト教会

先月、沖縄に行かせていただきました。様々な教会や集会に出席させていただき、沖縄の各地を見させていただき痛感したことは、神が全ての人類に願っておられることは平和に過ごすということです。

平和と言うと、おとぎ話のような世界になってしまいます。世界中のニュースがすぐ知れる現代に於いて、良いことよりも悪いことの方が圧倒的な差でニュースになり、私達の元に届けられます。落とし物を拾って交番に届ける善意はよほどの額で無い限りはニュースになりませんが、悪いことはすぐにニュースになります。その結果、私達はこの地上で平和に過ごすことは不可能だと諦めてしまう現実があるのではないでしょうか。

平和が良いか争いが良いか、人々にお聞きすれば、９割以上の人が平和と答えるでしょう。しかし実際には、戦争は無くなりませんし、事件や問題もたくさん起こります。がお互いのことを思いやり、隣人と平和で過ごすことは決して不可能ではありません。なぜ隣人と争うのか、平和に出来ないのか、それは、私達の心が平和でないからです。自分の目線から物事を見、人と比較し、自分が一番になりたいという思い、つまり罪が私達の心から平和を取り去ってしまうのです。この罪をイエスキリストの十字架を信じる信仰によって神に取り扱っていただき、心の王座を、自分からイエスキリストに明け渡し、イエスキリストに私達の全てをお委ねすることが必要なのです。

よく人生は船で海を旅する航海に例えられます。海を旅するのは、快適な時ばかりではありません。予測できない大自然の脅威にさらされる時も多いわけです。嵐に遭遇し、大変な状況の中、自分が船長だったら、波に呑み込まれて沈んでしまいますが、海を知り尽くし、それに対する全ての知識と方法を熟知しており、かつその船の全てを知っている人が船長だったら、どのような嵐に遭っても決して沈むことはありません。その船長はイエスキリストです。イエスキリストを私達の人生の船長として心にお迎えすることが、私達が新しい人生を歩む唯一の鍵なのです。イエスキリストに人生の、そして心の全てを支配していただく時に、私達の自己中心という罪はきよめられ、心に平和がやってくるのです。自分の心が平和な者が、この地上に平和を作り出すことができるのです。

私達の心に平和を与えて下さるイエスキリストをいつも心にお迎えし、神と共に歩む人生を深めてまいりましょう。