与野キリスト教会

キリストが一日の始めにあたってまずされたこと、それは祈りでした。多くの人々がキリストの噂を聞きつけてやって来られるという状況の中で、やらなければならないことはたくさんありました。その中で、キリストはまず祈られたのです。私達は祈ることよりもまず、自分で考え、計画を練り、行動することが多いのではないでしょうか。それでは、私達の人生の中に素晴らしいことをされようとしておられます神様が働くことはできません。神が働かれる前に、自分で考え、決断し、行ってしまうからです。しかし、まず始めに神に祈り、神の導きに霊の耳を傾け、そして心の中にある全てを神に聞いていただき、平安をいただくならば、私達の父なる神は、全能の力を持って、人生の中に最善に働かれるのです。

オバマ大統領の就任式での祈りをされたのは「人生を導く五つの目的」の著者リックウォレン師です。師はこのように祈られました。「我々は初のアフリカ系大統領誕生という歴史の要にいます。移民の息子がアメリカ最高の地位に就くことができるこの時、キング牧師らは天国で叫んでいるでしょう。我々は人種、宗教、血によってではなく全ての人に与えられた正義によって結びついています。繁栄を自分たちだけのものとするような思いを赦してください。礼節をお与え下さい。全ての人に共通する善を追求することができるように、より正義にあふれる国であるように、天の父が我々を助け、天で御心がなるように地にもなりますように。侵略する人達と戦うことをお赦しください。御国の栄光がありますように。」そして、オバマ新大統領は聖書に左手を乗せ、右手を挙げ、「忠実に大統領職を遂行し、力の限り職務を果たすことを誓います。神よ、力をお貸し下さい。」と宣誓されました。国の節目が祈りで始まるとは何と素晴らしいことでしょう。私達は神が共に働いて下さらなければ、何もすることができません。だからこそ、神が導き、助け、栄光を表して下さるように祈る必要があるのです。

私達一人一人は、小さく弱い存在です。しかし、祈りを通して強くさせられる者です。祈りによって働かれる神の力をいただき、更に信仰の歩みに励ませていただきましょう。